お客様向け/2026.09.03/職人ナビ編集部
見積書は金額を見る紙ではなく、「なにを、どこまでやるか」を確かめる紙です。金額の高い安いより先に、中身が書いてあるかを見てください。
一、「一式」が多すぎないか
「内装工事 一式 30万円」では、クロスを何㎡張るのか、下地補修は入るのか分かりません。数量と単価が書いてあるかを見ます。小さな修理なら一式でも構いませんが、10万円を超える工事は内訳を頼んでください。書けない相手には頼まないほうが無難です。
二、諸経費の中身
「諸経費」は現場までの交通費、養生、廃材処分、駐車場代などです。工事代の5〜10%が一般的な目安です。何が入っているかを聞けば、たいてい答えてくれます。
三、含まれていないもの
見積書の下のほうに「別途」と書いてある項目を見ます。よくあるのは、足場、廃材処分、既存の撤去、下地補修、電気やガスの別工事。ここが空欄だと、あとから加わります。
四、追加工事の決め方
床や壁を開けてみないと分からないことは、実際にあります(腐り、シロアリ、古い配管)。「追加が出るときは、作業の前に金額を教えて、了承してから進める」と最初に約束しておいてください。メッセージで残せば十分です。
五、安すぎる見積り
相場より大きく安い見積りは、①材料の質を落とす ②工程を省く(塗装の3回塗りを2回にする) ③あとから追加を積む、のどれかであることが多いです。安い理由を聞いて、納得できる答え(「自分ひとりでやるので営業費がない」など)なら問題ありません。
相見積もりについて
大きな工事なら、2〜3人に見てもらうのは普通のことです。ただし、見積りは職人の時間を使う仕事なので、頼まないと決めたら早めに断るのが礼儀です。「今回は見送ります」で十分で、理由は要りません。
職人ナビの立場
職人ナビは見積りに関与しません。金額も内容も、お客様と職人の間で決めていただきます。困ったことがあればお問い合わせから掲載の見直しの参考にしますが、間に入って交渉することはしていません。