職人向け/2026.09.03/職人ナビ編集部
見積書は、金額を伝える紙であると同時に、「ここまでやる、ここからは別」を決める紙です。あとでもめる原因のほとんどは、金額の高さではなく、この線が引かれていないことです。
入れておく七つ
- 宛名と現場の住所。誰の、どこの工事か。
- 工事の内容。「給湯器交換 一式」ではなく、「給湯器(品番)交換、既存機撤去・処分、配管接続、試運転」のように、やることを並べる。
- 数量と単価。クロスなら㎡、配管ならm。一式でよいのは小さな修理だけ。
- 含まないもの。「足場は別途」「電気工事は別途」「下地補修が必要な場合は別途」。ここを書くと、追加のときに説明がいらない。
- 追加工事の条件。「開けてみて追加が必要な場合は、作業前にご連絡し、了承をいただいてから進めます」の一文。
- 支払い条件。完了後何日以内、振込先、現金か。大きな工事は着手金の有無。
- 有効期限。材料費が動くので、2週間〜1か月。
書き方のコツ
- お客様は専門用語が分かりません。品番の横に「20号・追い焚き付き」のように一言添える。
- 安く見せるために項目を削らない。あとで足すほうが信用を失います。
- 紙かPDFで渡す。LINEの文章だけだと、あとで探せません。
請求書は見積書から作る
見積書と同じ項目で請求書を出すと、お客様は照らし合わせるだけで済みます。追加があった分は、行を分けて書く。
無料の道具
職人ナビでは、パソコンでもスマホでも使える見積書・請求書の道具を無料で配っています。宛名と明細を入れれば消費税まで自動で計算し、見積書からひと押しで請求書になります。書いた内容は端末の中だけに残り、外へは送りません。