お客様向け/2026.09.03/職人ナビ編集部
火災保険は火事だけの保険ではありません。契約の内容によっては、風・雪・水漏れによる修理費が出ます。ただし「古くなって壊れた」は出ません。ここの線引きを知っておくと、損をしませんし、だまされません。
出ることが多い損害
- 風災:台風や突風でアンテナが倒れた、屋根材や棟板金が飛んだ、雨樋が外れた、カーポートの屋根が割れた。
- 雪災:雪の重みで雨樋が曲がった、カーポートがつぶれた。
- 水濡れ:給排水管の事故で、床や壁、階下の部屋が濡れた(漏れた配管そのものの修理は対象外のことが多い)。
- 破損・汚損:うっかりぶつけて窓ガラスを割った、家具を倒して壁に穴が開いた(特約が付いている場合)。
出ないもの
- 経年劣化:古くなった屋根の塗装、ひび割れたシーリング、寿命の給湯器。
- 施工不良:もともとの工事が悪かった場合。
- 免責金額以下:契約で「5万円まで自己負担」などと決まっている分。
手続きの順番
- 壊れた状態の写真を撮る(直す前に)。
- 保険会社か代理店に連絡し、対象になりそうか聞く。
- 職人に見積書を出してもらう(保険会社に出す書類になります)。
- 保険会社の審査 → 支払い → 修理。急ぐときは先に修理してもよいですが、写真と見積書は必ず残す。
「保険で無料になります」への注意
訪問してきて「火災保険を使えば自己負担ゼロで屋根が直せる」と勧める業者があります。経年劣化を風災として申請するのは保険金詐欺で、責任を問われるのは契約者であるあなたです。申請の代行料や、保険が下りなかったときの高額な解約料を取る手口も報告されています。保険の相談は保険会社へ、修理の相談は自分で探した職人へ、分けてください。